2024/02/03(土) 10:15 0 2
別府記念でも先行で湧かせた藤田昌宏が今節も元気だ。初日6レースは堀江省吾と兼本将太の若手先行型が相手の3分戦。赤板で斬った藤田を兼本が叩き、更に堀江が叩く流れ。兼本を内に詰まらせ安心した堀江をあざ笑うかのように叩いて最終先行を取った。結果は捲られて7着だが見せ場は十分だった。
前検日には「自分で動いた方が納得できるし、自力含みの練習をしている。人に任せてここってところで仕掛けてくれないでモヤモヤするようなら自分で動いた方が納得いく。その分、力はいるけど、目標がいないときだからこそ今の自分の力がわかるのもあるしね。年齢と反比例して違和感があると思うけど、お客さんが納得してくれれば。みんなが不可能だろうっていうことをやっていきたいね」と話していたがその通りのレース。賞金と点数以外のものも求めている。
レース後は「せめて4、5着には残らないと。2回までは脚を使えるが、3回は無理(苦笑)。形にはめて力勝負したのが敗因。(出切ってから)もっとやんちゃにいけば。バックだけなら誰でも取れる」と決して先行するだけではない。
「競輪は前へ前へが基本。それは追い込みでも同じ」を実践する藤田。2日目は7レースに出走。「また同じコメントで。自力含みの自在」と若手2人との3分戦に挑む。(アオケイ・市川記者)