2024/02/02(金) 15:00 0 2
決勝に勝ち上がったのは中野真吾に井上将志、中園朋亨、片折勇輝の福岡トリオで九州が4人。先行貫く増成富夫も勝ち上がり、松田昂己と神尾敬冬は地区的にも一人となった。九州勢が多く勝ち上がったため、単騎同士ではキツくなる。ということもあり最終的に松田-神尾の並びに決定した。
ただ、123期同士で並ぶならと片折勇輝が別線を選択し、松田の番手にジカ競りを決めた。ヨコもできる片折が番手を主張したことで神尾は不安がっていたが、同あっせんの同期達が一生懸命背中を押していた。
先頭を走る松田は「九州に4車並ばれたらさすがにキツい。後ろは競りになったけど、なかなか同期と連係できる機会もないと思うので。自分が前での同期連係は同県の松崎広太さんと埼玉の吉田晏生さんの2人。2人とも自分の番手で1着を取っていました。自分はダッシュがないし、持ち味を生かせるように走る。着に絡めるように頑張りたい」とコメント。
対する神尾敬冬は「単騎なら何回かあるけど、番手戦は初めて。正直、番手で何をすればいいのか分からない…(苦笑)。不安しかないけど、まずはお客さんの車券に貢献出来るように。そして、落車をしないように無事に走り切りたい。番手としての役割を果たせるように。もちろん、優勝出来るように頑張ります!」と不安な表情を見せながらも最後は気を引き締めていた。
ちなみに松田昂己は先輩達や養成所の先生からも「いつもニコニコしている」と言われているくらい、常に表情がニコやか。話していると少々天然っぽい感じを受けた。対する神尾は皆から『何をするのか同期でも分からない』と言われている不思議君で自由奔放なイメージだ。ちぐはぐな印象の2人だが、連日見ている感じ仲は結構良さそう。番手は競りで一筋縄とはいかないみたいだが、意外といい相性を見せてくれるかもしれない。(アオケイ・宮本記者)