前走の静岡決勝では最終バック手前で落車した永塚祐子と當銘直美に乗り上げてしまい、自転車と共に吹っ飛ぶ派手な落車。だが、地元戦ということもあったのだろう。気合の再乗を見せて5着入線。

　吉村は「落車した瞬間はパニックになってしまったけど、落ち着いて意識がしっかりしたところで、まだ走れると思って再乗しました。ケガは左肩の亜脱臼です。ちょっと体のバランスが悪くなってしまったので1週間ほどしっかり休んでから、その後はガッツリ自転車に乗って練習」と今回の復帰戦に向けて状態は問題ないことをアピール。

　ただ「自転車の部品が全部壊れてしまってセッティングがガラッと変わってしまいました。そのセッティングは誰に診てもらった訳ではなく自分で出したんですが、意外と練習で乗った感じでは噛み合っているのかなと。これがレースで生きてくれば楽しみ。初日は2レースに比べたら駆けやすそうなメンバーでしたし、しっかり力を出し切りたい」と首位奪取に向け自信もありそう。落車後だが、ケガの功名とばかりに好スタートを切れるか。(アオケイ・渡辺記者)