2024/01/28(日) 12:00 0 12
菊地大輔(48歳・栃木=85期)は、2023年12月28〜30日の松阪競輪「創業450周年!間近ップ(FII)」が現役最後のレースとなり、選手を引退した。「ジカ競り」宣言通り、白熱のレースを展開した菊地のラストランを紹介したい。(netkeirin編集部)
初日・2日目ともに単騎での戦いとなった菊地。
初日は激しいレースを中団でしっかり追走し、4着確保で準決勝へ勝ち上がり。2日目は新人・内山慧大ら近畿ラインの後ろに位置を取り健闘するも、5着で決勝進出ならず。
そして迎えた最終日のチャレンジ選抜。
千原洋晋の先行一車で、千原ー大川栄二の和歌山勢に中部の西田潤ー浅見敏也(こちらもラストラン)が付いた4車ラインと、吉竹雄城ー亀井宏佳の東日本ラインという構成。
またも単騎となった菊地のコメントは「千原君の番手へ」。千原の番手・大川栄二とのジカ競りを宣言したのだ。
大注目の一戦は千原ラインが前受け。菊地は果敢に大川に競りを挑み、大川も激しく体をぶつけ一歩も引かない。両者の熾烈な番手争いは打鐘過ぎまで続き...最終ホームでついに菊地が番手を奪取した!
レースは千原を菊地、大川で追走し直線へ。競りで力を使い果たした菊地は4コーナーからバテ気味となり、大川が意地で差し返して2着。菊地も最後の頑張りで後続の強襲を振り切りギリギリ3着に粘った。
最後まで死力を尽くした好レースだった。
※なおレースは、KEIRIN.JPのダイジェスト映像から視聴可能。