2024/01/26(金) 22:15 0 3
岩谷拓磨-吉本卓仁の3番手を回ると、岩谷の鐘4カマシに力いっぱい離れてしまった。他派からしたらしめたものだったが、そこからの松岡は泥臭く懸命だった。離れたショックを忘れたかのようにじんわりと1車ずつ追い上げ、3角で吉本の後ろにドッキングした。追い上げたというよりは、もはやまくったようなもの。タテ脚があるからこそリカバリーができた。
その甲斐もあって最後は九州3人で確定板を独占。松岡の努力は3連単1番人気に応えるかたちで報われた。
「見てくれましたか、オレの7番手単騎カマシ(笑)。追いかけて弾かれると思ったけど何とか。でも、レース後にスタンドから『よく付け直したぞ〜。ありがとう、孔明!』って声が飛んできたのが…。そもそもオレは孝高だから!」と気持ちはよかったが、名前を間違えられ、何とも複雑な表情を浮かべた。
熊本・松岡家は3兄弟である。名前を間違えられた孔明(91期)は長男で、最近やけに若作りに励む貴久(90期)が次男、孝高(98期)が三男になる。しかも近年は今シリーズも参加している"ニセ四男"こと辰泰が登場した事で松岡姓が急増中。他にも松本姓も多く間違えやすいが、以後お見知りおきを。(netkeirin特派員)