2024/01/24(水) 10:15 0 4
初日は後ろが離れて裸逃げとなった木村弘の番手に八谷が嵌まり込み、2着に入着したことで10万を超える大穴を開けた。叩かれてしまったが、持ち前の先行テクを見せ付けた。
「(1着の)夢を見たけど、叶いませんでした(苦笑)。前期のA級でもうまいペースで行けていた訳じゃないけど、体よどうにか思い出してくれ! と思いながら走っていました」
「練習では千切れまくっているし、自信を失いかけていたんですけどね。せっかく準決勝に上がれたし、良いキッカケになれば」と決して大きなことは言わず、どちらかというと自虐的なコメントが多く出たのは八谷らしいなと感じた。
そして、もうひとり。初日は佐々木堅次の番手から捲りに転じた中田雄喜に乗り、最後は交わした徳永。脚は溜まっていたのかもしれないが、瞬時の切り替えから外々踏んで頭まで届いた。大きい配当とまではいかなかったが、6千円を超える中穴配当を演出。
前検日のコメント取りの際は徳永と友定祐己で単騎単騎だったが、脚見せでは徳永ー友定で並んでいたのだが「結果は1着だけど、せっかく友定さんが付いてくれたのにあんな走りをしてしまい申し訳ない…」と何とも言えない表情をしていた。
それでも「やっと周りの環境が整ってきたのが大きいですかね。状態的にはS級初優勝(2023年6月21日高松開催 1・2・1)」のときよりも正直いいと思う。上積みはあるし、これからが楽しみです」とにこやかな笑顔を見せた。
そんな2人が準決勝で連係。
八谷・徳永:この並びは何度もあるんですよ。
徳永:いつもお任せだし、信頼して付いて行きます!
八谷:いつも迷惑をかけているかも…(苦笑)。
徳永:そんなことないですよ!
というやり取りがあったが、徳永は「八谷さんといえば自力。ずっと自力で戦っているし、自分が前でなんて恐れ多いです」と尊敬の念を見せていた。
大本線となる大石剣士ー和田健太郎ー志村太賀の3人に師弟連係となる飯野祐太ー中田雄喜の福島コンビと相手はかなり強敵のように思えるが、大穴配当の演出もなくはない? のではないだろうか。(アオケイ・宮本記者)