2024/01/22(月) 15:45 0 3
昨年後期に初めてS級に昇格した今野有樹は、序盤こそ意図的にヨコの動きを封印しタテ一本で勝負していたが、11月以降は捌きを解禁。すると松阪でいきなり決勝に進出するなど、長所の器用さを発揮して存在感を示した。残念ながら今年1年はA級生活となる予定だが、この1年間で総合力をさらにアップさせてS級定着への布石にするつもりだ。
前回の立川決勝では近畿地区の岸田剛に前を任せたように、人の後ろはむしろ得意分野。今シリーズの初日は同県の先輩、日野博幸の番手回りになった。
「自分が前で、とも思ったのですが日野さんが『前で頑張る』とおっしゃったのでハコになりました。前回(岸田に付けたの)はじっくり話し合った結果、連係した方がいいかなってことで。もちろん誰もいなければ自力でやりますしその準備は常にしています。ただ、これからはメンバーや周りの構成次第でいろいろやっていくつもりです」
自分で動く時は前々自力戦、目標がいれば番手で仕事をこなす今野は、A級戦では常に外せない一車だ。(netkeirin特派員)