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【名古屋競輪】格好良すぎるぜ! 三谷政史

2021/06/22(火) 09:30 0 2

6月21日から名古屋競輪場で「中京スポーツ杯・イー新聞杯(FI)」が開催されている。初日の10Rで『熱い競輪』を披露して1着を取った三谷政史に話を聞いた。

「この世界は1回良いレースをしただけですぐに認められるわけではない。これからもこういうレースを続けていく」と語る三谷政史

 スピードの違う捲りを真横に動いて厳しくブロック! それでも止まらないなら、ダメ押しでもう一発! 初日の三谷政史はまさに『必殺仕事人』という表現がぴったりの凄まじい走りで、ラインを組んだ近畿の3人で綺麗に決めてしまった。

「前で駆けてくれた伊藤ちゃん(伊藤成紀)の頑張りが一番だけど、内をびっちり締めていてくれた布居(寛幸)さんの存在も大きい。あの内締めがあったから、ちょっと無茶しても大丈夫、帰る場所があるんだって、気持ちよく横に動けた。先頭、番手、3番手がそれぞれの役割を果たした良いレースだったね」。

 やりきった感全開で満足そうな三谷とは対照的に、完璧ブロックの餌食になった青野将大は『参りました』といった表情でレースをこう振り返る。

「踏み出しはかなり良かったし、余裕で行っちゃう感じだったんですが、何もないところにいきなり壁が現れて…。あんなブロックは今まで食らったことがないし初めての経験。危ないって思う間もなく、一瞬で止まってしまった。マジで感動するレベルです」。

 このことを三谷に伝えると、「そこまで言ってもらえると嬉しいね」と笑顔になり、マーク屋としての今後の目標を語ってくれた。

「S級に上がったばかりの頃に高木隆弘さんの内で粘って、目ん玉が飛び出るくらい押し込まれたことがあるんです(笑)。昔、親父が『本物とやると火花が散るから』と言っていたのはこれか! と、そのとき初めて分かった。高木さん以外では加倉正義さんや小野俊之さんもヨコが強くて憧れの存在。今日の僕はたまたま上手く出来て1着を取れたけど、この世界は1回良いレースをしただけですぐに認められるわけではない。これからもこういうレースを続けていって、少しずつ自分の地位を上げていきたいね」。(netkeirin特派員)

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