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児玉碧衣が地元・久留米で500勝記念祝賀会を開催 不調からスタートした1年を涙をにじませ振り返る

2023/12/12(火) 14:00 0 9

師匠の藤田剣次(左)と児玉碧衣(右)。

 ビッグレースの優勝者と賞金獲得上位者の7人が出場するガールズケイリンの最高峰レース「ガールズグランプリ2023」。12月29日に立川競輪場で開催されるこのレースに出場する児玉碧衣(28歳・福岡=108期)の通算500勝を記念した祝賀会が8日、地元久留米市内のホテルで開かれた。

 この日の祝賀会には、発起人の吉岡稔真氏をはじめ、姉妹弟子の尾方真生、“友人”であるお笑い芸人のどりあんずなど、およそ170人が出席。競輪関係者が数多く顔をそろえる中、旧知の友人も出席し、児玉の節目に花を添えた。

 児玉は、「(去年のガールズグランプリで落車して)地元の久留米で復帰した際に3日間勝てずに終わった。成績が出ずに悔しい思いをした」と、涙をにじませながら振り返った。

 久留米出走時は、粉砕骨折矯正のため体内にワイヤーが入ったままだった。落車から約1か月ほどしか経過していなかったが『2年以上ぶりに地元のお客さんの前で走れる機会だったので、走りたいと強く思い(コラムより抜粋)』、出走を決めた。その後しばらく女王らしからぬレースが続いたが、ワイヤーを抜く手術を経て徐々に復調の兆しが見え、今年新設のGIレース・パールカップ(岸和田)で優勝。ガールズグランプリの切符を手にした。

「(パールカップの優勝を)応援していただいたお客さんが自分のことのように喜んでくれているのを見て、感動しました。嫌いな練習を頑張ってきてよかった」。

「競輪界に入ることを勧めてくれた家族や、いま自分の走りを評価してくれる沢山の皆さんに感謝したい」と締めくくった。

 児玉は今年7月、函館競輪場で開催された「ガールズケイリンフェスティバル」2日目の3Rで1着を獲得。2015年5月1日の登録日から8年2か月15日での500勝達成は、奥井迪の8年11か月10日を約9か月更新し、ガールズケイリン史上最速での記録を達成している。

祝賀会ステージの様子。

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