予選からいきなり同期対決となった松本京太と菊地圭の争いは、強引に叩き返した松本の番手に菊地がハマる展開となり、ゴール寸前で松本を微差かわした菊地に軍配が上がった。

「自分はなぜか初日から同期と当たることが多いので慣れっこです(苦笑)。二分戦の外枠だったので、まず出切れるかが勝負でした。切らせてもらえたので、あとは先行するつもりで踏みつつ、一車か二車で(松本が)来たら飛び付こうと思っていました。番手にハマってからもずっとキツかったけど、日ごろ自力でやっている分、なんとか差せました」

　3日の準決は77点台の自力型3人による熾烈な三分戦。ただ「優勝した松戸の準決もそんな感じでした」と普段から荒波にもまれている菊地にとっては通常運行。

「いつも通り、落ち着いて力を出し切ればチャンスはあると思います」と静かに闘志を込めた。(netkeirin特派員)