2023/11/24(金) 18:45 0 3
小松崎大地、松本秀之介、金子幸央での3分戦だった3レース。もっとも先行の確率が低いと思われた金子が打鐘前に先頭に立つと、すかさず仕掛けてきた小松崎を出させずに主導権。中団争いを尻目にペースで駆けた金子に乗って芦澤大輔-小林圭介の茨城コンビが抜け出した。
芦澤はGI出走が昨年の高松宮記念杯競輪以来。16年競輪祭のファイナリストは5年ぶりの競輪祭出場で、17年2月の地元で開催された取手・全日本選抜競輪以来となる久しぶりのGI1着を挙げた。
「金子君が頑張ってくれたおかげですね。(小松崎を)出してもいいスピードとタイミングだったけど、出させないように踏んでくれた。小松崎ならズルズル引かずに中団の外で勝負すると思ったので、よしよしと思いながら走ってました。おかげさまで初日から余裕があって、でもなかなか踏み切れない展開が続いて二次予選に行けなかったのが残念。状態の方は万全で臨めていますよ」
好展開を生かして約6年9か月ぶりのGI白星。ファイター・芦澤がまたGIの舞台で輝きを取り戻した。
「この舞台に立てたのも8月の和歌山GIIIで頑張ってくれた金子君のおかげ。今日も金子君に頑張ってもらって。ありがたいですね。またGIを走らせていただいて刺激になってますね。つよがりとかじゃないけど7車立てより楽なんですよ。緩急があまりなくて流れの中で強い人が動く感じなので。うまく脚を溜められるんです。ここまでは苦しいとかはないですし、いい感じで戦えている。強い人にどんどん刺激をもらって残り2走も戦います。またこの舞台に参加させてもらえるように、1年間結果を残せるように頑張りたい」
まずは残りの2走でさらに爪痕を残したい。(netkeirin特派員)