初日予選で6着に終わった児玉碧衣。小倉バンクでは初めて走った決勝戦以来、20節ぶりの着外になってしまった。この日も捲り上げたが山原を交わせず2着。まさかの未勝利のまま最終日を迎えることに。

「うーん、ちょっとBSで我慢出来てなかったですね。コーナーで差をつけられちゃって、最後も踏み直せてない。いつもの捲りの鋭さがない感じがする。モタモタしてる感じ」

　2着でもネガティブな言葉が並んでしまうのは強さの証ではあるが、なんとも歯がゆい2日間になっているだろう。腰痛で配分を1本欠場し約40日ぶりの実戦。前検日から懸念していた“レース脚”が戻ってきていないのか。

「連日弱いですね。練習とレースでこんなに違うのかと。練習ではタイムが出ていたんですけどね。GIだと、これだけ間隔が空くとこんなに違うんだと分かった。最終日こそは、1着を獲れるように頑張ります」

　最後は気丈に前を向いた。最終日も屈辱の選抜戦回り。豪快な走りでファンに1着を届けてもらおう。(netkeirin特派員)