前検日の時点で賞金ランキング3位だった尾方真生は、グランプリ出場が濃厚な状況で今大会に参加。「毎年ギリギリの位置にいたので、今年は少し気持ちに余裕がある」と良い心理状態で臨んだが、初日は山原さくらと壮絶なモガき合いを演じて6着に敗れ、無念の予選敗退となってしまった。

　ただ気持ちを切り替えて臨んだ2日目は、鮮やかなまくりで快勝。1着賞金と最終日に特選を走る権利をゲットし、これでほぼ当確といえるラインに到達した。

「脚の状態は良いので今回は逃げをテーマに考えていました。初日は仕掛けた結果だし仕方ない。今日は周りを見ながらしっかり戦えたと思います」

　最終日は無事故完走で賞金を確実に積み重ねることが大事になるが、「あと1日あるし、最後までしっかり力を出し切ります！」と、ファンの車券に貢献できるように全力を尽くすことを約束した。(netkeirin特派員)