2023/11/11(土) 19:00 0 6
準決勝4R、同期の岸田剛にS級経験のある木村佑来と強力な機動型が揃った。赤板で後方から木村が上昇を試みると、中団から真鍋が併せて出て岸田を押さえ先行態勢へ。最終バックで岸田が捲り上げるも、真鍋に乗る徳永哲人が牽制。最後は徳永が差して、真鍋が2着のワンツー決着。
真鍋は「木村君が行くと思っていたら構えたのが見えたので、行くしかない、先行だ、と判断。徳永さんが牽制してくれたので、そこで踏み直すことができた。このメンバーで決勝に勝ち上がれたのは自信になる」と声を弾ませる。
初日特選スタートの真鍋は、単騎戦で後方捲れず4着。
「昨日(初日)のようなイメージもあったし、厳しいメンバーだったのっていうのもあって不安で眠れなかったんです(苦笑い)。ラインで決められて良かった」と悔しさを晴らした。
戦法についても言及し「カマシや捲りばかりになると、そういうイメージが付いて相手から牽制されて不発のリスクがある。どんな展開になっても勝てるようになるためには、先行できて、かつ長い距離を踏めるようにならないと。決勝ですか? 展開次第で先行も考えていますよ」と話すと「久しぶりに優勝したい」と4か月ぶりのVへ思いを口にした。
来期はS級に昇級、もうひとランク上のステージが待っている。
「A級とは流れもペースも全く違うだろうし、始めは手こずると思います。でも、素早くS級のレースに対応して持ち味を発揮して頑張りたい。愛媛や四国の先輩たちに任せてもらえるように、『真鍋は信頼できるぞ』と言ってもらえるような選手になりたい」
愚直で素直、ポテンシャルの高さからも、真鍋ならきっと四国を代表する自力選手になれそうな気がする。今後の活躍に注目したい。(アオケイ・八角記者)