2023/11/10(金) 17:45 0 3
今年7月別府で本格デビューを果たすと、一戦ごとに力を付けて3場所前の10月松阪で待望の初Vを飾った。勢いを手に挑んだ直後の別府も1、1、2着と準優勝を飾り充実一途。このままいい流れが続くものと思われたが、前回の6日に閉幕した大宮では強烈な洗礼を受けた。
それは初日予選を快勝して迎えた準決の話。ここは岡崎克政と浦山一栄との3分戦だったが、岡崎の内を空けて誘うような絶妙な踏み方に翻ろうされ、浦山には終始外からフタをされ、まったく何もできず6着と大敗した。
「以前、岡崎さんと対戦して踏み合ってやられていました。だから岡崎さんばかり気にしていたら、浦山さんにもやられた。浦山さんがどんなレースをするか知らなかったのもあって…。ただ周回して終わっただけでした」と肩を落とした。
岡崎がひとりいるだけでも厄介なのに、新人キラーの異名を持つ浦山がいたのは石川にとっては災難だった。共に新人が相手となると途端に色めき立つ先行職人だからだ。
それでも、レース後は実になるアドバイスを授かったと言う。
「負けてモヤモヤして、しばらくメンタルにきたけど、お話を聞けて収穫はありました。次につなげたい」と高い授業料となったが得るものはあった。ここは仕切り直しとして、初日の1Rに挑む。(netkeirin特派員)