2023/11/09(木) 14:45 0 2
玉野競輪場のミッドナイト競輪「なぜTIPSTARなのか杯(FII)」は11日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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競走得点トップは前期S級で自在選手の藤田大輔。南関の目標が不在で、出澤拓也を連れて自分でやるか、東のラインで佐々木吉徳を目標にする。コンスタントに優出しているが、7月の小田原から優勝は遠ざかっている。悪い意味でA級に馴染んでおり、もう一度、自分を見つめ直す時期だろう。来期もA級だし、今期は、きちんとS級の点数を確保したい。
佐々木吉徳はダイナミックな走りで淡泊だが、9月開催の地元青森で優勝している。出澤拓也は、仕事が出来るし、前走の青森で準優勝と、展開が噛み合えば優勝も可能だ。
地元のエース格は米嶋恵介。来期はS級だし、楽しみな逸材。地元戦は強く、5月開催ではピンピンで勝ち上がり準優勝だった。捲りにウエイトを置いているが、地元バンクだし、仕掛け場所は熟知している。番手は地元同士の土井勲だが予選スタート。中四国で点数を持っているのは坂田章だが、初日特選に乗れるか微妙な点数だ。
後輩の戸邉捺希が頑張れば山信田学の差し場もある。森田優弥を筆頭に弟子も多く、埼玉の名伯楽になりつつある。S級はリハビリの場で、A級が自分の持ち場との言葉も面白かった。
九州は混戦になった時の、川又裕樹が穴で狙い目だ。タテに切れるし、好位があれば突っ込んでくる。
チャレンジは123期生の争い。久留米記念で行われた、ルーキーの企画レースで優勝した佐藤壮志がV筆頭。特別昇班できないでいるが、パワーはかなりある。次の評価が地元の龍野琳太郎だが、佐藤壮志とは、脚力差が大きい。ベテランでは自力兼備の石黒健が乗れている。