2023/11/02(木) 15:15 0 2
昨年の7月に悲願のS級戦士になると1年間を戦い抜いた。惜しくもS級点確保とはいかず、今期から降級しA級戦を走っているがさすが前期S級の格上自力。優勝2回、準優勝2回と安定感のある走りで常に上位争いを演じている。
「去年1年間S級を走って現実を見ました(笑)。言い方は悪いけど、こんな感じなんだなって。上のステージを走るまではそこを目標に頑張ってきたけど、1回走って自分の力が通用しないと分かった。上を目指さないわけではないけど、そこを目標に走るのではなく、良い意味で吹っ切れて力勝負できているのが今期の成績ですかね」と気持ちの変化が安定した成績を残す秘訣なのだろう。
「実際この歳で初めてのS級は自分でも頑張ったって思います。追い込みとかスタイルを変えて上に行く選手はいるけど、一応自力でとったので(笑)。何を変えたとかではないけど、昔に比べて練習量は増えました。他のサラリーマンとかは9時ー17時のサイクルで働いている。競輪選手は練習が仕事と気づいて、やるようになってから成績が上がりました」
今期の点数は93点オーバーとこのまま行けばS級点を確保できる位置にいる。 今節はシリーズリーダーとして初日からスケールの大きい走りを披露する。(アオケイ・石濱記者)