前場所の9月、青森GII共同通信社杯の3日目に落車し途中欠場。幸いにして、ケガは右側の打撲と擦過傷程度で済み約1か月の間を置き今シリーズに挑んだ。ここは車番の悪さもあって後ろ攻めからレースを組み立てると、吉田有希を叩き潔く先制した。

「出切るまでにそこまで脚を使わずに出られました。最後まで持つかなと思ったけど4着だったですね…。最後の粘りが足りなかった」と当地特有の直線の長さに手を焼いたが、どうにか二次予選Bに駒を進める事ができた。

　今シリーズは前回の落車を踏まえて新フレームを投入している。これが思いのほか良かったという。「新車では無く昔に使っていたフレームなんですがしっかり回せる。こっちの方がぜんぜんいいです。道中も楽。これからじっくりとローラーに乗ってセッティングを見てみます」と、頼れる武器を手にして更なる上積みを目指している。(netkeirin特派員)