2023/10/19(木) 13:30 0 7
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は19日、開幕した。4Rの一次予選に出場した根田空史に話を聞いた。
根田空史がジャン先行で主導権を握り、渡部幸訓と見事にワンツー決着。この背景には機転を利かせた根田のファインプレーがあった。
「吉川(希望)君が切った上を叩いて、阿部(将大)君を出させる作戦でした。ただ赤板とジャンで吉川君が思ったよりも踏んだのでペースが上がった。あそこで阿部君を出させると大塚(健一郎)さんのブロックもあるし厳しくなると思ったので、とっさの判断で阿部君を出させない方がいいなと」
腹をくくってジャンから駆けると、長い距離を踏める強みを生かして別線完封に成功。どちらかといえば大味なイメージを持たれている根田だが、実はクレバーさを持ち合わせており、それをビッグレースの勝ち上がり戦で証明したのだった。
2予も頭と脚をフル回転させて、久々となるGI準決の舞台に上がる!(netkeirin特派員)