閉じる

【小田原城下町音頭杯】柴崎淳は男の決断「人の後ろを回ると俺の魅力は半減する」

2023/10/14(土) 19:15 0 38

小田原競輪「第8回施設整備協賛小田原城下町音頭杯(GIII)」は14日、3日目を開催。S級決勝を走る柴崎淳に話を聞いた。

「決勝で湧かせられるように頑張ります」と話した柴崎淳

 初日の柴崎は見せ場たっぷりのレースで場内を沸かせた。結果は不発だったものの輪界トップクラスの先行選手、北井を8番手から捲り切る勢いだった。

 レース後柴崎は「初手から道中から全て失敗のレース。あと一個前に居られたら北井君に並べていたと思います」と本人も確かな手応えを掴んでいた。

 そして2日目、3日目は石塚輪太郎をマーク。2日目は4角ハコ展開だったが、準決勝は厳しい展開を凌いで勝ち上がり。連日、好調ぶりをアピールしている。

 そんな中、決勝の9人が出揃い西日本は山本伸一久田裕也柴崎淳の3名。山本は「動けているうちは動きたい」と自分でやることを決断。あとは柴崎が久田に付くか自分でやるかの2択だった。

 相当悩んでいた様子だったが、出た答えは「単騎戦」。もちろん久田に付く選択肢もあったと言う。

「凄く悩みました。レースを見ていても久田君は強いし、良い走りをしている。取鳥君に付いたりしているので、他地区の縛りもそこまでない。でも、メンバーを見て外枠二人だし何となく想像できる。それなら自分でやることにします」と男の決断を下す。

 更に「僕は人の後ろだと魅力が半減する。小田原は声援が多くて、僕から買ってくれている人もいるんですね。人の後ろより自分でやった方が(お客さんも)買いやすいでしょう。決勝で湧かせられるように頑張ります」。

 腰痛や怪我でここ数年苦しんでいるが、初日に見せたスピードは全盛期を彷彿とさせるものだった。この決勝は地元の北井佑季が大本命のレース。穴党のお客さんは是非とも「あっちゃん」の一発に期待してみてほしい。(アオケイ・石濱記者)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票