連日、人気に応え連勝の奥井だが、その危なげない勝ち上がりとは裏腹に「やっぱり松戸の疲れがまだ残っていて体がちょっと重い。今日(2日目)は五味田さんが先行態勢に入っていたけど、しっかりホームで力勝負をしようと思っていたんですよ。でも、ちょっと遅めに行ってしまいましたから。ゴール前も全然余裕がなくて、後ろにいた野口さんに抜かれるかもっていうくらいだった。踏み直せる感覚が少ししかなくって、何とか凌いだ感じでした」と本人は辛勝だったことを強調。

　それでも決勝戦について語る時には、いつもの奥井スマイルで「強敵揃いですけど、自分より点数がある山原がいますからね。気楽に伸び伸び走れちゃいますね(苦笑)」と語る。

　更に「疲れがあるのはみんな一緒。全体的な感覚自体は悪くないので何とかしないとね」と気を引き締めていた。(アオケイ・渡辺記者)