10月4日、松戸競輪場で行われたオールガールズクラシック(GI・最終日)の決勝は、捲った佐藤水菜(24歳・神奈川=114期)が1着、追い込んだ吉川美穂(30歳・和歌山=120期)が2着、番手を追走した久米詩(24歳・静岡=116期)が3着に入った。3連単は③-⑥-①で6,200円という配当だった。

　レースは強い雨が降る中、各選手が6番手の佐藤を警戒し縦長の隊列で周回していたが、5番手の児玉碧衣(28歳・福岡=108期)が打鐘でかまし主導権。3番手にいた久米が反応して番手を取り、佐藤はホームでの太田りゆ(29歳・埼玉=112期)の仕掛けに乗って上昇を開始する。佐藤はバックで太田のさらに外を踏むと、1車違う伸びを見せて4角では先頭。後続を突き放す一方で、最後はバック6番手から追い込んだ吉川に3車身差を付ける圧巻の走りで初代女王に輝いた。

　佐藤はこの勝利で賞金700万円(副賞込み)を手にするとともに、暮れのガールズグランプリへの優先出場権を獲得。なお、GI連覇がかかっていた児玉は4着だった。