共同記者会見場に姿を現した佐藤は神妙な『うーん…』といった何とも言えない表情で記者会見場に現れた。

　自動番組ならではと言っていいのか分からないが、佐藤慎太郎は目標不在となってしまった。記者はメンバーを見て、目標がいない…どこかの3番手を回るのか？ いや、東北勢は佐藤、和田圭、五日市の3人居るしなぁ…と。どんな並びになるかは佐藤のコメントに託された。

　席に座るや否や「前々で。前々に行きます」とまずは明日のコメント。
「目標のありがたみを感じる1日になりそうだね。決められた中で頑張るしかない」と苦笑いを浮かべながら話した。

　慎太郎節炸裂のオフレコ話では記者の笑いを誘う場面もあったが、その後は前回の向日町記念を振り返った。

「最低限の走りは出来たんじゃないかな。知っているとおり違反訓練からのレースだったからあれくらいかなと。それもあったから前回よりは今回のがいいと思う。前回は思ったよりも走れた。(今回は)トレーニングが出来たし、出来た気持ちがある分マシかなと」

「青森のイメージ？ 成績がいいバンクだし頑張りたい。全力で頑張ります」と最後はビシッと締め括った。

　並びは最終的に佐藤ー和田圭ー五日市の東北勢3人が結束となった。別線は山田英明ー柏野智典、朝倉智仁ー恩田淳平、青野将大ー嶋津拓弥となった。

　佐藤にとって苦しいスタートにはなったが、S級S班としての意地を見せるか。全国300万人の慎太郎ファンが声援で後押しする。(アオケイ・宮本記者)