2023/09/10(日) 17:15 0 3
今節のいわき平前検の時間帯は、前日の豪雨の影響で常磐自動車道と常磐線が一部不通。ただでさえ遠いといわれるいわき平までの道のり、交通網が麻痺したことで選手は四苦八苦。
齋藤明もその一人で、前検前日に東京、前検日に水戸まで列車、そこでレンタカーを借り九州と静岡の選手を載せて運転し無事到着。その時点で疲れた表情に見えたが、初日予選を1着クリア。苦労が報われた格好だ。
レースは、本馬鎌-中野良-齋藤明の先行に人気の興呂木雄治が捲りで巻き返す流れ。中野が外に振ったところで、興呂木は齋藤を押し込みながら中野の内に斬り込む。同時に齋藤も最内を前に踏んで、中野と興呂木のもつれを尻目に抜け出して1着。3連単17万円の高配当を演出した。
「中野には悪かったが、興呂木君が来たから自分も前に行かないといいとこ取られちゃうから。中野が一人で何とかしてくれればいいんだけど(笑)」
「番組が良ければいつでも。シューズを換えてから良くなったし、5、6年前に戻った感じ。みんな履いている普通のやつにしただけなんだけどね」
今節は7R制で3着権利の中、50歳以上の選手が準決に7人勝ち上がるなどベテランが元気いっぱい。チャレンジは番組という声も聞かれるが、チャンスを活かせる準備があってこそだ。(アオケイ・市川記者)