2021/06/06(日) 16:30 2 11
昨日のレースでも取り上げたが、山口拳矢と浅井康太の連係が決まるようになるには、時間が掛かる。ただ、浅井が大人で“山口お坊ちゃま”に歩み寄る姿を見せているのは良い光景。確かに、競輪選手として“お坊ちゃま”は、ハイハイを始めたばかりのまだまだ赤ちゃん。手厳しい意見もあるが、温かい目で見守って欲しい。
山口は「殺されるかと思うぐらい、みんな僕を意識してくる(笑)。早めに引いてフリーになれば良かったし、そこが反省点」。浅井はレース後も表情は明るくニコニコ。「車券に貢献出来ず、そこはファンに申し訳ない。勝ち上がったけど4着は4着ですから。今日の作戦は言えないし拳矢に聞いて下さい(笑)。まだまだ信頼関係は構築出来ていないし、2人で話し合いながら少しずつ。自分自身も拳矢にしがみついて、信頼される脚力は維持したい」。
すぐに平原康多と武田豊樹、松浦悠士と清水裕友の関係になれる訳ではない。浅井は優しい先生であるし、まだお見合いをしたばかりのカップルの様。時間は掛かるがGIの決勝でワンツーの日も来るだろう。(町田洋一)