2023/09/04(月) 10:00 0 8
別府競輪場モーニング7「チャリロト杯(FII)」が4日に2日目を開催。2R A級チャレンジ予選を走った野見泰要に話を聞いた。
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今、チャレンジ界隈で局地的に賑わう話題がある。それは野見と同県の岡崎克政による賞金額&出走本数争いだ。いずれもここまで走りに走っており、野見はこの日を入れて84走、岡崎にいたっては94走と爆走中。賞金争いもチャレンジ戦線に限定すれば両者が1位、2位を占めており、3位以下を大きく引き離している。
「10走、100万円差ぐらい離されています。岡崎は追加が多くて、自分は補充が多いからなかなか差が縮まらないんですよ」
岡崎は1月だけで17走したそうで「アイツは一時期、郡司(浩平)と賞金ランキングで並んでいたんです(笑)」と規格外のパワーを明かす。特筆すべきは野見も岡崎も基本的には先行を中心とした自力で戦っていることだ。レースでは長い距離を踏み、依頼があれば車をかっ飛ばして現地に駆け付けるわけで、相当な体力を消耗するはずだ。
だが野見は「しんどいですよ。でも変に休むとダラっとしてしまう。8月の奈良に2日目から補充で行った時はその前にお盆休みを取っていたせいもあって2着だった。補充で行くからには1着を取らないとダメ。だからしんどいけど走っている方がいいし、レースが良い練習になっているんです」とケロリとしている。
今年もあと残り約4か月。
「岡崎は“あっせん課”かってぐらい人の日程を把握していて『野見さん、〇〇競輪から補充きますよ』とか詳しいんです。そうしたら本当に競輪場から電話がかかってくるからすごい(笑)。ケガもなく12月までこのペースで走り切れれば選手になって一番稼げそうですし、いいモチベーションになっています」
両者の負けられない戦いはまだまだ続く。(netkeirin特派員)