2023/09/01(金) 19:15 0 6
層の厚い京都勢は地元記念だからと言って毎年走れるわけではない。
若手の時はひたすらラインに貢献し叩き上げてきた山田久徳が今年は地元のエースとして抜群の存在感を発揮している。
初日は村上博幸を連れたレースで捲りを決めてワンツー。差されたが本人も納得の表情で「自分の思っていた以上にデキはいい」と手応えを掴んでいる様子だった。
そして二次予選。前を任せた土生敦弘が気迫の突っ張り先行に出ると、その気持ちに応える番手捲りで二次予選を1着で突破した。
「話し合いの段階から土生君は気合が入っていた。実際レースでもあれだけ頑張ってくれたし、残らないと思って踏ませてもらいました。着通りに感じはいい」と表情は明るい。
一番の勝負処とも言える準決勝は話し合いの末、小森貴大に任せることになった。
「自分が前でもやれそうな感じはあるけど、小森君が頑張ると言うので任せます。決勝で良い勝負をしたいですね。地元で気合は入っているし自分に期待したい」と目指すべき場所は明確。
悲願の地元記念制覇に向けて、準決は何が何でも負けられない。(アオケイ・石濱記者)