2023/08/27(日) 17:45 0 9
松戸競輪場のナイター競輪「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」は27日、2日目を開催。5R終了後に場内で村上義弘氏によるトークショーが行われた。
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村上義弘氏が現役引退後、初めて松戸競輪場に訪れた。村上氏にとって松戸競輪場は、2010年の「日本選手権」で弟・博幸と決勝でワンツーを決めた思い出の場所だ。
「あの時は弟が先に(決勝に)乗ったんです。それですれ違いざまに『お兄ちゃんも頑張って』って言われて(笑)。ただその一言で、自分も頑張れば日本選手権という大舞台で弟と走れる、これ以上の親孝行はないな、って。なんとか自分も勝ち上がれたら弟が『俺が前で頑張る』って言ってきたんです。でもその目はウソつきの目でした(笑)。子供のころから見ているので、これはウソついているなと(笑)。それに弟はマークとして売り出している時だったし、自分も先行でやっていたので、戦法的にも悔いの残らないように自分が前でやりました。直線で抜かれた時のスピードがすごくて"こんなに強くなったのか"ってちょっと感動しましたね」
他にも当時の心境や裏話をいくつも披露すると、詰めかけた多くのファンは感嘆の声を上げて喜んでいた。(netkeirin特派員)