2021/06/05(土) 19:30 0 2
「脚の感覚は悪くないんです。ただ、初日、2日目と、自力を出し切れていないんです」初日4着、2日目3着と徐々に順位を上げてきたが、本人はレースぶりに不満顔。「今日に関しては予想してない人の先行で、突っ張るか引くかで迷いがありました。先にかまされてしまって包まれたのが痛かったですね」と、予期せぬ展開によって生じた“迷い”が2日目の敗因と自己分析していた。
「みんなやっぱり考えて乗ってますよね。養成所時代、静岡シリーズ、名古屋シリーズのときと比べても」。レースを通して同期たちの変化を肌で感じていた。
「今日はたしかに途中で窮屈になったところはありましたが、クリーンな走行を意識して頑張ります。なによりもまず、ここまで出せていない自力を、明日は出したいです。はい、3度目の正直です(笑)」と笑顔で決意を語ってくれた。
アキレス腱断裂をきっかけに陸上競技から競輪へ転向した山口真未。強くなりたい気持ちの先に出した答えが「プロの競輪選手になる」こと。屈強な意志が生み出す“プロ根性”で山口真未が決勝の舞台で輝きをみせる。(netkeirin編集部)