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【オランダ王国友好杯】やはり松浦悠士も人間だった

2021/06/05(土) 19:00 0 1

別府競輪「開設71周年記念オランダ王国友好杯(GIII)」は5日、初日を迎えた。珍しく不発だったが12Rの優秀レースに出走した松浦悠士に話を聞いた。

いつも通り冷静にレースを分析する松浦悠士。負けても真摯に対応してくれるので有り難い存在だ。

 大坂なおみさんの会見拒否の問題は賛否両論ある。昔は競輪も負けたら、ふてくされて喋らない選手もいたが、現状こんな選手はいない。取材する立場としては、こんなに有り難い事はない。選手にすれば同じ事を何度も聞かれたり、レベルの低い質問だったり、負けた直後に聞かれれば話したくない気持ちも分かる。

 しかし、負けてもきちんと取材に応じてくれるのが松浦悠士。しかも、自分の敗因を冷静に分析してくれたり、感情も表に出してくれたりする。「今日に関して言えば郡司浩平に上手くやられた。ホームで叩きに行ったけど2発貰ったのできつかった。2角で行ければ良かったけど、浩平に併されそうな感じで…。あとは守澤太志さんのところも乗り越えられなかった」。

 ダービーを優勝したのに函館記念も走り、地元の全プロも完走。普通なら休みたくなるところだが、競輪界全体の事も考えている。「疲労感はあるけど、そこまでダメな状態ではない」。危険性はあるけど、常にスレスレのところを仕掛けているそうだ。あり得ない様な強さで走っている松浦だが、初日に関しては、松浦も普通の人間だったと言うことだ。(町田洋一)

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