1車で飛んできた上野雅彦に出切られてしまったが、ちょうどいい目標となり流れに沿って抜けだして番手の松村友和とともにワンツーを決めた。「出すつもりは無く踏んだけど上野君に出られてしまった。打鐘からのペースを考えれば良かった」と若干の配分ミスはあったようだ。ただ、「悪いなりにいい所も出ている」と手応えも実感している様子。

　前場所の岸和田を終えた2日後に左鎖骨の手術の際に入れたワイヤーを抜いた。それまで抱えていた違和感が取り除け、レースのなかで明らかな変化があったと言う。

「異物が入っているとやっぱり違います。今まではコーナーに入る時に体重に力が入らない感じがありましたが、うまく力が伝わり流れるようになりましたから」

　初日は立て直してまくりに回ったが、ここは前々に攻めて結果を出した。2日間、しっかり動いた事で25日の決勝は、窓場千加頼の番手が回ってきた。元・京都同士の固い絆で好連係を図る。(netkeirin特派員)