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【オールスター競輪】今節3度目の逃げ切りを決めた太田海也

2023/08/21(月) 06:30 0 27

西武園競輪オールスター競輪(GI)」は20日、最終日を迎えた。10Rの特別優秀に出走した太田海也に話を聞いた。
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「意外と落ち着いて走れましたね」と話す太田海也

 世界選手権帰りとは思えない大活躍を見せてくれていた太田海也。最終日の特別優秀も逃げ切って、GI初出場で2、1、1、4、1着。3勝全てが逃げ切り。内容も伴っての暴れっぷりだった。

「今日は赤板で押さえた時点で、昨日(準決勝)の反省を生かして誰も出さないように心掛けた。意外と落ち着いて走れましたね。ライン3車だったので、いつもよりオーバーペースで踏んだ。しっかり自分のタイミングで行けていたので、最後まで踏み直せましたね」

 2走目はタイトルホルダーの清水裕友を振り切り、この日は差された経験がある岩津裕介を振り切った。

「世界選手権で悔しい思いをしたから、今回は(走った)5日間力を出し切れたと思う。これまで漢字の競輪の方は難しいと感じていたので、自分の成長をあらためて感じることが出来た大会でした」

 多くの収穫だけではない。連対を唯一、外してしまった準決勝の反省点もきっちりと頭に入っている。

「準決勝は思っていたのと違う展開から始まって、パッと頭の中を切り替えられなかった。もっといろいろな戦法を持って戦えれば。でも5走すべて手応えを感じることが出来たし、お客さんの声援も凄かった。こんなにお客さんがいる競輪を走ったのは初めてなので。自転車競技の海外遠征では何を言っているのかわからないけど、今回は日本語の声援が凄く嬉しかったですね。だからこそ、この最終日の声援の中で1着を取ることが出来て本当に良かったし、ゴールした後は決勝に乗れなくて悔しいなと思った」

 これだけの走りをしてもカイヤは満足していない。最後は今後についても言及した。

「日本の競輪も、海外のレースも、現時点では何も決まっていない。この1か月以上は、毎日がずっとレースに向けての生活だったので、一回ゆっくりと寝たいですね。ゆっくり休んで、それからまた自転車に乗りたい」

 これからも日本で、世界で、カイヤがさらに大きく羽ばたいてくれるだろう。眞杉匠の優勝で幕を閉じたオールスター。ニューヒーローの誕生は眞杉だけではなかったぞ。(netkeirin特派員)

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