2023/08/18(金) 22:50 0 8
戦前の人気は松本秀之介に任す嘉永泰斗-山田英明がダントツで2車単2.6倍。小松崎大地や町田太我ら他派にも強豪が揃っていたが、いわゆる九州作戦が推された。だが、ライバルたちもそう簡単には駆けさせてくれない。結局、松本は先行できず、山田は2角手前で内へ潜り込みラインは空中分解。万事休すと思いきや、嘉永泰斗はとっさに自力に転じてピンチを切り抜けた。
「打鐘前の2角は秀之介が睨まれていたし後輪で払われたので慌てて(ハンドルを)引きました。そのあと厳しいところから秀之介がムリヤリ行ってくれたけど、きつかったですね。ヒデさんが内だったし、もう外を行くしかなかった。まるで自力でやったみたいなレースでした」と苦笑いしたが、まくりが決まりにくい当バンクでしかも外々を回されての1着なのだから値打ちはあった。
昨年2月「取手全日本選抜競輪」でGI初出場を果たし、今ではS級上位に君臨するほどにまで成長をしたが、まだGI決勝に乗っていない。
「GIを狙うのはまだ先のことです」とは言うが、ハクを付けるためにもまずはここで決勝に乗っておきたい。(netkeirin特派員)