2023/08/18(金) 22:45 0 7
今年に入ってからスランプ気味だった吉田有希が、GIの舞台で突如目を覚ました。
一次予選はまくり追い込みと中団取りという消極的な走りになってしまったが、二予は「練習からお世話になっている(吉澤)純平さんと一緒だったし"せめて純平さんだけでも"くらいの気持ちで、何が何でも(主導権を取ろう)と走りました」とヤル気スイッチが点灯。
同期の犬伏湧也には屈したが、吉澤のサポートもあり逃げて2着に踏みとどまった。
「自分の気合が入りすぎたのと、技術不足で純平さんに仕事をさせてしまった。申し訳ない」と反省の言葉もあったが、「武田さんからは『お前はやっぱりあれだよ』って言ってもらえたし、お客さんからも2着なのに『吉田、良かったぞ』ってたくさん声をかけてもらった。やっぱり自分はこれ(先行)なんだな」と吹っ切れた表情で語った。
また「関東の先輩たちはもちろん、他地区の選手からもいろいろアドバイスをいただいた。桑原大志さんからは『乗り方がいつもと違うよ』って指摘してもらい、そこを意識したら確かに良くなりました」と周囲の力も復活の大きな要因だったという。
準決は眞杉匠、平原康多の前で関東の先頭を務める。
「眞杉さんは車間切って援護してくれるし大好きな先輩(笑)。前橋、岸和田、向日町でもいろいろサポートしてもらった。ここは後ろに2人いるし自分のやることは決まっています」と主導権奪取を示唆。自身を含めて、ラインから1人でも多く優出者を出したいところだ。(netkeirin特派員)