2023/08/17(木) 18:00 0 8
オリオン賞組の深谷知広が人気を集めた2R。取鳥雄吾、渡邉一成、林大悟と積極型がそろって激戦が予想されたが、意外と単調な流れになった。まずは大敗を避けたいポイント制であること、そしてもうひとつは3番手に入って3着に流れ込んだ渡邉の話から紐解こう。
「このレースに限っては深谷君がいたことでチャレンジャーのレースになった。いつもは取鳥君とバチバチやり合うことが多いんだけど、共通の敵(深谷)がいたことで、あうんの呼吸になった。自分が林君を叩いて、"取鳥来い!"と思ったところで来てくれた」
先行有利な西武園の打鐘3コーナー。普段のレースなら取鳥と踏み合うところだろうが、"深谷を後方に置く"共通意識が(取鳥を)スンナリ出させる動きになった。
「やっぱり勝ち上がることが第一なので」
取鳥がスンナリ駆けて一本棒。渡邉が仕掛けなかったのか仕掛けられなかったのかは定かではないが、『ポイント制』と『深谷の存在』がレースの流れに大きく左右した。渡邉は4、3着で17Pとして二次予選進出を決めた。
「状態は引き続きイマイチかな。サドルをいじったけど、今日に関してはいじらない方が良かったかな。中野慎詞みたいな若々しいレースをしたいけど、今節は航続距離が短い。まぁ今日が前検だと思えばまた変わってくるとは思いますけどね」
機動型が豊富な北日本勢だけに番手回りもあるかもしれない。自力で戦う場合は、積み重ねた経験を生かした立ち回りを見せてくれるだろう。(netkeirin特派員)