オープニングレースに出走した内藤秀久。地区が違う坂井洋の番手回りで「イレギュラーな番組でビックリした。彼は勝ち上がり段階で硬くなってしまうイメージを持っていた。それをどうほぐしてあげるかだったけど、やっぱり硬くなっていましたね。あぁなるのは想定内でした」と振り返った。

　坂井は外並走から仕掛けたが渡部幸訓のブロックで失速。内藤は中コースを突いて3着発進。8Pを獲得した。

「渡部君の仕事っぷり、そして1着。同期に全部を持っていかれちゃいましたね」

　同期の活躍を羨ましそうに称えつつも「今回はフレームを新しくして、セッティングを出してきた。凄く良かった。道中で脚がたまりっぱなし。とてもいい手応えがありました」と抜群の感触に笑みを浮かべた。

「取りこぼさなければ、どこでも突っ込んでいける感覚がある。西武園なので中団くらいまでにいられれば」

　2走目以降も目が離せない存在になりそうだ。(netkeirin特派員)