埼玉の気鋭レーサー・山田雄大が地元の西武園でGIデビューを果たす。決戦を前に「不安しかないです(笑)」と率直な思いを述べていたが、慎重なコメントとは対照的に、肝の据わった大胆不敵な立ち回りが山田の大きな武器。大舞台でこそ持ち味が発揮されることだろう。

「腰痛で一本欠場したけど、ケアしてやれることは全部やってきた。レースでは全部引いたら(着が)ないので引かずに勝負したりしたい。7車立てよりは9車の方が好きです」

　初日(15日)は休みで、2日目の1Rが自身の出番。

「順延の経験はないし、こうやって競輪場で1日空くのは初めて。うまく調整して臨みたいです」

　選手なら誰もが夢を見る地元GIの舞台で、山田が堂々とした走りを披露する。(netkeirin特派員)