2023/08/15(火) 18:30 0 2
6月の岸和田GI「第1回パールカップ」の決勝で落車し、頭部を強打した小林。7月の大宮から強行復帰をしたが本調子とは行かず、直後の函館「ガールズケイリンフェスティバル」では決勝には乗ったものの動き一息の感があった。
「函館はまだダメージが残っていました。頭を打っていたし。決勝につないだまではいいけど、脚的にはきつかったし自分の中ではギリギリでした」と流れに乗り切れず、課題を残した。
調子を取り戻すためには何をすればいいかを考えた小林は、普段からしのぎを削るガールズメンバーを頼った。
「(児玉)碧衣、(山原)さくら、(鈴木)美教たちに相談して。リハビリメニューってわけじゃないですけどどういう練習をすればいいか聞いたんです」
彼女らとは普段はライバル関係にあるが、バンク外では高いレベルの意見交換をするなど、さらに強くなるためにはどうすればいいかを追求している間柄。的確な助言はバッチリとハマり、小林もすぐさま適応した。
「脚がダッシュ型に寄り過ぎていました。私の長所はアト伸びなのでそっちに戻して良くなったんです」と原因は解明され、高松と8月玉野でいずれも完全Vを飾りリズムを好転させた。「ここまで早く感じが良くなるとは思いませんでした」と本人も声を弾ませた。
当大会は昨年、制しており連覇がかかる身だ。
「正直、選ばれると思わなかった。強くてカワいい子が多いのでお呼びじゃないと思った(笑)。もう感謝の気持ちでいっぱいです」とファン投票上位8〜14位者によって競われるレースに再び選出され心の底から喜んだ。
「何とか自分のレースをしてお客さんに恩返ししたい」と流れを見極めた総力戦で連覇を目指す。(netkeirin特派員)