前検日の西武園競輪場は、時折、激しい豪雨。タクシーや自家用車から降りた選手は、びしょ濡れで検車場入り。運良い選手は、雲が切れた瞬間もあり、濡れずに済んだ。検車場の門に見えるのは、アロハシャツの謎の2人連れ。坂井洋はジャケット姿だったが、正体は長島大介と神山拓弥だった。過去、どのビッグレースかは忘れたが、狙いがあり佐藤慎太郎と山崎芳仁で、顔を真っ黒にして、メチャクチャな日焼け姿で現れたこともあった。

　理由を聞くと、長島大介はニヤニヤして、はぐらかしていたが、神山拓弥が説明。

「これが終わって誰か仲間が優勝すれば、ハワイだし成田集合。ダメな時は、熱海と決まっている(笑)」と謎の説明。長島大介は同期松谷秀幸と2度目の連係。どうあれ、心を通わせて、ワンツーを目指す。(町田洋一)