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【オールスター競輪】悩める胸中を明かした園田匠「今回の並びは本当に難しい」

2023/08/14(月) 17:00 0 18

西武園競輪オールスター競輪(GI)」は15日に初日を迎える。一次予選8Rを走る園田匠に話を聞いた。
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「荒井さんにも旭にも世話になっているし本当に迷った」と語る園田匠

 GI戦線ともなると前検日から選手たちの顔付きが違う。すでに集中モードに入っており、記者からメンバー表を見せられると、どのような番組なのかと目をこらす。園田も番組表に目をやったが伊藤旭荒井崇博と九州3車と知ると、思わず苦笑いを浮かべた。

 荒井と伊藤は基本的にラインを組まない。好き嫌いなどの感情的なものでは決してなく、レーススタイルなどを踏まえて双方が納得の上、別々で戦っている。だが、園田からすれば、どちらの世話にもなっており“伊藤-荒井で並んでほしい”が本音。ラインを組めば迷いなく3番手を固められるからだ。

 2人が別々となっては、ラインを組むパートナーを選ばなければならない。ここはまさにハムレットの心境で「まだ2人のコメントが出ていないし、少し考えます…」と険しい顔で控え室へと消えた。そのあと、悠然と記者団の前に姿を現した荒井が「(伊藤)旭とは別で自分でやるよ」と改めて表明したことで、正式に別線が決まった。

 迷いに迷った園田は熟考の末に「旭に付きます」と決断した。

「荒井さんにも旭にも世話になっているし本当に迷った。どちらにも付かないで九州3人ともに単騎も考えたぐらい。でも旭が『ラインを作って戦いたいんです。その方が自分も頑張れるので』とあいさつに来てくれた。荒井さんに話したら『いいんじゃない』と許可をもらったし、それなら旭に。今回の並びは本当に難しいですよ…」と悩める胸中を明かした。(netkeirin特派員)

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