2021/06/04(金) 17:00 0 3
最近の埼玉勢は平原康多にアドバイスを貰い、宿口陽一を筆頭に輝きを取り戻している選手が多数いる。まさに『平原再生工場』と言っても過言ではないだろう。そのなかの1人が今開催の阿部大樹だ。
「ちょっと前なんかは、このままズルズルA級に落ちてしまうんじゃないかなって不安ばかりでしたよ。そんななかで出会ったのが平原さん。練習環境を平原さんが練習している西武園に変えて一緒に練習をさせてもらっている。そこからですね。優勝もできるようになって、また点数が戻ってきたのは。乗り方ひとつとっても新鮮でした。今までの13年間の自分の競輪に対する考え方がまったく変わってしまいましたよ」と熱く語る。
阿部は続けて「接し方も易しいし、メチャクチャ面倒見もいい。恩返しをしたいけど、あの人はお金を持っているから物では返せないですからね。だから強くさせてもらっている分、GIの準決勝や決勝の競走でお返しできればと思っています。だからもっと力をつけないと」と日々の練習もモチベーション高くできている様子。
さらに“阿部大樹にとって平原さんとは? ”という質問に対しては「はっきり言って平原さんは自分にとって神様。毎晩寝る前は、平原さんが住んでいるであろう方向に向かってお祈りをしちゃうくらい(笑)」。
「初日は皆さんの原稿に『偽平原が現る!? 』っていう見出しが躍るくらいの気持ちで走りたい」と阿部スマイルと共に語ってくれた。(アオケイ・渡辺記者)