2023/08/07(月) 18:00 0 9
京王閣競輪のナイター「大阪・関西万博協賛競輪、後閑信一・高木真備 日本名輪会カップ(GIII)」は10日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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GIでも常に人気になる北津留翼が、圧倒的な人気に応える。高松宮記念杯の落車で函館サマーナイト、直前の福井記念と精彩を欠いた。元々、位置を求めるタイプではないし、7番手が定番。そこからの迫力に欠いたが、超スーパースターは不在だし、自らレースをコントロール。スピードに乗ってしまえば、どこからでも届く。連係するのは大坪功一、坂本亮馬、津村洸次郎の福岡勢。気心も知れており、特に坂本亮馬は、”翼の取説“を持っている。
地区の勢力だが北日本は齋藤登志信が指令塔になり、根本哲吏、櫻井正孝、須永優太が1班の布陣。2班だが櫻井祐太郎の機動力も勝負になる。
関東は、やはり地元東京勢。やや荒々しさはなくなったが鈴木竜士は地元の顔役。河村雅章は地元戦強く、目標がいれば鋭いタテ脚を披露。河合佑弥、鈴木薫、武田亮、鈴木玄人は決勝3着以内で競輪祭の出場権を確保したい。山梨勢は末木浩二の復活が鍵だが、小林令は勝負強い。名前ある志村太賀も、準決までは行きそう。栃茨は杉本正隆が1班だが、点数は芦澤辰弘が一番持っている。
南関は、うるさ型の桐山敬太郎に頑張って欲しい。こう言う選手がいないと若手が育たない。堀内俊介や渡邉雅也と連係するが、自力脚も残っている。
中四国はワールドクラスの河端朋之が、北津留翼より先に仕掛けると面白い。久米康平は自力選手だが、意外と人の後ろも上手い。選手会の支部長の佐々木則幸は人格者だ。
ガールズケイリンは中野咲が55点で競走得点はトップ。6月の名古屋、7月の岸和田で優勝して、現状、キャリアハイの成績。名前と実績なら尾崎睦が一番だ。長い距離も踏めて、スピードもある。吉村早耶香はレース巧者で5月から直前の福井まで4回優勝している。勝負強く、ここを主力と見る向きも多い。地元は鈴木彩夏が欠場で岡本二菜は決勝に進出したい。