2021/06/04(金) 06:00 0 2
養成所順位1位、ゴールデンキャップ賞、最優秀技能賞を獲得するなど前評判の高かった吉川美穂だが、プレデビュー初戦の名古屋は4、3、7着と周囲の期待を裏切る結果に終わった。「名古屋は緊張しました。レース中の落ち着きも無かったです。カント(傾斜)がキツくて捲れる競輪場だと思っていましたが、全然ダメでした(苦笑)」と振り返った。
続く大宮では2、1、1着と優勝。決勝は外併走から最後方まで車を下げるも、1センター過ぎで仕掛けると、直線でまとめて差し切り、実力が本物であることをアピールした。「名古屋を経験したことで落ち着いてレースが出来ました。ただ、後方からレースを進めてしまったように、スピードの乗りがイマイチでしたね」と、優勝にひと安心した半面、理想のレースにはまだ遠いようだ。
中1週で臨む今シリーズは、気疲れもあり本格的な練習は先週末から始めたばかりだという。
「地元の和歌山なので、応援をいただける機会も多いと思います。緊張すると思いますが、今度は力に変えて前の位置取りで走りたいです。目指すは優勝です!」と力強く語ってくれた。高いポテンシャルを秘める彼女の走りに注目だ。(netkeirin編集部)