2023/08/05(土) 10:00 0 3
3日から富山競輪場で開催している「瑞峰立山賞争奪戦(GIII)」は5日に3日目を開催。ミープロの香澄明希が準決勝3レースの注目選手を紹介します。
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netkeirinをご覧の皆さま、こんにちは!ミープロの香澄明希です。
ただいま富山競輪場で行われている開設72周年記念・瑞峰立山賞争奪戦(GIII)。 私は今年の5月に全プロ記念競輪・全プロ競輪を3日間このドリームスタジアムとやまで観戦しました。
野球場のように、バンクの近くから段々と席が配置されていてとても見やすく、さらに間近でレースを観戦することができて、過去訪れた中でも特にお気に入りの競輪場になりました。富山駅から格好いい路面電車に乗って、競輪場前駅で下車すると目の前とアクセス抜群。
毎日富山ならではの海鮮や日本酒を楽しみ、富山駅でも回転寿司や富山ブラックを食べ、(元)世界一美しいスターバックスコーヒーにも足を運び、競輪場以外にも富山を満喫し楽しい思い出がたくさんできました。また絶対行かなきゃ!
さて、ここからは本日の準決勝の展望です。
【10R 15時19分発走】
準決勝3レース中唯一綺麗な三分戦となる10レース。地元地区から浅井康太選手、谷口遼平選手の登場です。谷口選手のしぶといレースに連日心を躍らせている競輪ファンも多いのでは?
3番手は初日に番手捲りを繰り出し、周りをあっと驚かせた村田雅一選手。後ろに地元の選手がついていたから、とのコメントにも表れているようにラインを大切にする村田選手は頼もしい味方となりそう。
富山競輪場初参戦で初日1R1番車を務めた森田優弥選手は今節が復帰戦。連日なんでもできる森田選手健在といったレースを見せてくれています。
さらにこの10レースには、先行勝負になると手がつけられなくなりそうな新山響平選手がいるため、どのラインも打倒新山選手と早い展開のレースとなりそうです。
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【11R 15時55分発走】
小松島記念(GIII)、サマーナイトフェスティバル(GII)と目下2連勝中の松浦悠士選手。(私もこの2大会、現地で優勝を見届けました!)サマーナイトフェスティバルは3連覇と驚くべき偉業を成し遂げたばかりですが、この瑞峰立山賞争奪戦も連覇となるのでしょうか。富山記念は2019年も優勝しており、富山競輪場を知り尽くしている様子。二次予選では中団キープからすんなり捲って1着でしたが、展開次第では1周半先行も考えていた、と調子の良さを伺えるコメントも。準決勝では前日の余力を使うことができるうえに絶対的な番手の名手、小倉竜二選手を味方に万全といったところです。
初日特選では単騎の競争となり9番手から早めの捲りで1着を決め、二次予選でも捲りでラインワンツースリーを決めている眞杉匠選手は番手に杉森輝大選手、3番手には初日に華麗なブロックで前の選手をしっかり援護して、1着の武田豊樹選手と栃茨3車ライン。1着インタビューでは、ここまで先行していないから少し不安とのコメントもありましたが、ここは先行勝負を考えているのでは?
2日とも長い距離を先行している磯島成介選手も、富山競輪場2年ぶりの参戦ながら2年前当地でA級完全優勝を決めており、見逃せない存在です。
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【12R 16時35分発走】
1周が333メートルと周長が短く、先行有利と思われる富山競輪場ですが、蓋を開けてみると2日とも逃げでの1着は北井佑季選手のみ。
Jリーガーから競輪選手に転身した北井選手はカターレ富山に在籍経験があり、連日のインタビューでも富山競輪場への思いの強さが伺えます。追加参戦となった郡司浩平選手は二次予選ではあわやといったところでしたが、大外から捲りあげ見事1着と、力の差を見せつけました。
ここは3対2対2対2の四分戦となりますが、初日に武田選手のブロックに阻まれたものの、二次予選ではその武田選手を乗り越え1着となった松本貴治選手、過去富山記念2連覇を果たしている稲垣裕之選手、2日とも1着で勝ち上がってきている坂本貴史選手とそれぞれのラインに注目すべき選手がおり、一見盤石かと思われる南関東ラインにどう対抗していくのか、見どころが盛りだくさんとなりそうです。
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