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【久留米競輪・ミッドナイト】位置表明に時間がかかった尾崎剛

2023/08/04(金) 09:30 0 1

久留米競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が3日、2日目を開催。最終日の決勝進出を果たした尾崎剛に話を聞いた。
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「ちょっと待ってください。考えます」と熟考する尾崎剛

 2日目の準決勝7Rは前受けの栗本尚宗、中団の滝本泰行、6番手の勝部貴博がそれぞれ牽制し合うような形になり、結局は隊列が1度も変わることなく一本棒で最終バックを通過。栗本の逃げに乗った尾崎剛に絶好の流れかと思われたが、直線はやや伸びを欠き、後ろの滝本にかわされて3着ゴール。

「いやー、キツかった。あんなにいい展開だったのに。栗本君が強かった。徐々に上がっていく感じで。今日ってハコ3が多くないですか? あぁいう前半よりも最後の上がりの方が速くなるとオジサンにはキツいですよ」

 たしかに、3Rと4Rでも先行の番手選手が3着だったし、7Rの尾崎に続いて8Rの成清謙二郎もハコ3。9Rも最終4角を2番手で回ってきた紫原政文が3着だった。尾崎の考察通り、偶然にしては多すぎる事象だった。3着なので決勝進出へは相手待ちの状況。それでも初日特選2着のアドバンテージを生かして、8Rの木村佑来(初日特選1着)が勝った時点で決勝進出をほぼ手中にした。

 9Rで森田康嗣が優出を決めたので木村後位は森田に決定。

 準決勝同様に、すんなり栗本後位を表明すると思われたが「ちょっと待ってください。考えます」と熟考。

「初日は木村君、準決勝は栗本君に世話になった。木村君が1番車だし、突っ張ってしまうとどうにもならない気もする。3番手でもその位置は魅力なんですよ」

 初日に木村の強さを体感し、木村の3番手と栗本の番手で悩みに悩んだ。

 最終的には「競輪はやっぱり番手ですよね! 栗本君に行きます」と結論を出したが、ますます木村の強さが浮き彫りになる事例になった。(netkeirin特派員)

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