2023/07/27(木) 17:45 0 3
打鐘前、中団外併走の不破将登にフタをされると、前にいた北日本ラインの内を潜り抜けてあれよあれよと前に出てしまった。取鳥は一旦は番手の中本匠栄が付いてこられず、裸で不安そうにしていたが、中本と再合流を果たすと一気にペースを上げた。「あ〜内、行ってしもーた!」と共同会見での開口一番はもちろんそれだった。
「このレースばかりすると良くないのは分かっている。でも不破(将登)さんが切る感じが無かったし、もう行くかドカすかしかなかった。叩かない時点で"頑張るか"という気持ちでした」と勝負所はここだと定め、厳しく戦った。
ここ最近は内を意識した運びが増えているが、これは位置取りなど組み立ての淡泊さを払拭するためだ。
「いつかドン詰まりするかもしれない。だけどスキがあれば今後も変に狙いすぎない程度にやっていきたい」と簡単には車を下げない位置取りに意欲を示す運びで境地開拓に努めている。(netkeirin特派員)