ここは小笠原に取鳥雄吾、不破将登と3分戦。実質は取鳥の先行1車のような構成だ。

「取鳥さんにはだいたいやられているんです。いつも力でネジ伏せられてしまうんですよ…」と小笠原は走る前からお手上げだが、取鳥本人は「トリッキーな動きをするタイプとやるのはあまり得意じゃないんです」と小笠原に苦手意識を少々持っている。

「取鳥さんと戦うにはもう1つ、長い距離を行くラインがあるといいんですよね。叩き合いをまくるパターン」と小笠原は分析する。実際に2月小倉FIシリーズ決勝は、結果は着外だったものの、小笠原は犬伏湧也と取鳥の踏み合う展開をまくっている。

　9Rは地元地区で気合の入る不破が早めに駆けて取鳥に注文をつける展開となれば小笠原に出番がありそう。残り2勝と迫る通算100勝達成を今シリーズ中に決めたいものだ。(netkeirin特派員)