いつも周りからの笑いが絶えない世界のわしこー(鷲田幸司)だが、前検日は少し控え目。ピリついた雰囲気ではなかったが、それでも、幾分、地元記念と選手会の支部長だから言葉を選んでいる様子。

　直前、名古屋、大阪で9社のプレス訪問があったが、売り上げ目標は54億円。今回の豪華メンバーと施行者の熱意があるし、楽々とクリアしそう。

　鷲田幸司は「2年連続でゲリラ豪雨があり、レースが中止になった。今年は連日、好天の天気予報。バンクの水はけも問題ないし、少しでも売り上げに協力できれば。54億円も夢ではないと思っている」。

　兄の佳史との兄弟参戦については「一緒の地元記念は選手になって初めて。S級とA級と言うのはあったけど、同時にS級で一緒と言うのもなかった。10回ぐらい特別競輪に出場している雰囲気を出しているけど、まだ1回も乗ったことがないので(笑)」。

　抜群のムードメーカーであり、この人の活躍が地元選手の好循環を生む。(町田洋一)