2023/07/21(金) 09:00 0 0
48歳の現在もラインの先頭で自力を出して戦っている小松。単騎戦で戦うPIST6では強い選手へのマーク戦ももちろんだが、位置が悪いときに自分で動いて位置を取れるか。勝負所で自力を出せるかがカギとなる。
PIST6で取材をしていくなかで「いかに勇気を持って動けるか」と選手から聞くようにもなったが、250の短走路はなおさら勝負所で動いていけるかが重要だ。
「(競輪では)前走の2日目も逃げ切れているしね。ただ、ここではまた違うんだけどね(苦笑)。展開によってもあるけど、ここでも動いていきたい気持ちもある。本当に動くのも勇気がいるんですよ」
小松のPIST6での近況は勝ち上がりは苦しいことが多いが、ほぼほぼ見せ場を作っている。その姿を見るとさすがだなと感服。敗者戦ではバックを取ってのレースも多く、そこでの1着も少なくはない。その時のメンバー構成にもよるが、頭から狙ってみたくなる。
そんな小松は昔から軽ギヤを得意としている。最近ではPIST6も5倍台を使う選手も多くなったが、小松は4倍台前半で軽め。特に今節は4.15のギヤで走るようだ。
「昔は(競輪で)大ギヤを使った方がいいよと言われた時期もあったけど、自分には合わなくてどうもダメ。現行のギヤも皆より軽いんですよ。4.15のギヤも周りと比べると軽いけど、自分にとってはまだ重い。自分は回転系なんでね」と笑って答えた。
今節は活きの良い若手選手も多く集まったが、ベテラン選手の自力戦も見ものだ。(アオケイ・宮本記者)