2023/07/22(土) 10:00 0 8
福井競輪場で22日に初日を迎えた「不死鳥杯(GIII)」。独自のデータで競輪予想を展開する・古澤秀和が今シリーズの攻略法と注目選手を紹介します。
▶︎今日の競輪予想はこちら
22〜25日にかけて、福井県の福井競輪場で「不死鳥杯(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。
福井競輪場は日本競輪選手養成所をモデルにして作られている400mバンクで、クセがあまりありません。見なし直線は52.8mで、全国の400mバンクの平均よりも若干短くなっています。これらを踏まえながら、脚質による有利不利を見ていきましょう。
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
24% | 36% | 40% |
クセがなくみなし直線も短いので、それほど差しが有利などはなく、全脚質の選手が力を出し切れるようになっています。若干、捲りの比率が高いので、狙うならば捲りを決めてきそうな選手でしょうか。
また、これも若干ですが、各自が能力を発揮しやすい分ライン決着よりも筋違いの方が多くなっています。古澤の予想はラインで決め打ちすることが多いのですが、ここに関してはうまくこの傾向を生かした予想ができればと思います。
これらのことも踏まえながら、この開催の注目選手を見ていきましょう。
言うまでもなく強い選手。要所要所で逃げるレースも見せていますが、基本的には捲りが多いと言えるでしょう。それもぎりぎりまで溜めての捲りなので、その場合は後続は大抵、千切れます。脇本選手がこの戦法を取った時の相手は、ライン関係なしに単に脚のある選手であることが多いので、競走点数を参考にして買うと良いでしょう。
脇本選手の番手につくことが多いと思いますが、自力の場合はポジションを獲っての捲りが多いので、むしろこちらの方が買いやすいと思います。前回の「サマーナイトフェスティバル(GII)」はあまり動きが良くありませんでしたが、ここでの巻き返しが期待されます。
ハマった時の捲り脚は競輪界でも随一と言えるでしょう。福井競輪場でも脇本選手を捲り差したこともあります。捲り脚質で、ここは開催を通じて活躍が期待されます。
ここにきてグングン調子を上げています。前回は「サマーナイトフェスティバル(GII)」で決勝に乗って3着。その前にはFIを2場所連続で優勝しています。逃げても捲っても結果を出しているので、ここは開催を通じて強豪相手でも期待したいところです。